人類の起源
という本を読み始めた。最新のゲノム解析などで定説は覆され続けるし、新たな発見や解析技術の進歩により新説もまた覆される運命にあるらしい。
科学の無謬性は気づかぬうちに盲信してしまったりする(少なくとも自分はそう)。しかし、始めから結論が提示されず確からしさをもとに進んで行くという手法が宗教と異なっても、真理に迫ろうという試みという点で本質は似ているんだろうか。
ところで新説によると現代人類は絶滅した他の新人と交雑を繰り返したため、だいぶ地域差があるらしい。解析手法の科学的根拠などはよく分からないが、人類が一種でないと宗教的(進化論と対立しているという意味で)にも法律・倫理(人権とか)的にもよろしくないので、研究者の間でも直感的に避けられてきた考えなんじゃないか、みたいなことを思った。